Nikon Z9 ネガティブレビュー。ここがだめ、がっかりな点を徹底紹介

2021/1/19更新

Nikon Z9 がっかり。3週間使って分かったネガティブレビュー

Nikon Z9+AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR、背面
Nikon Z9+AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR、背面(筆者撮影)

Nikon Z9を購入して3週間で約18000枚の写真を撮影した。ここまで使用した中でがっかりした点をネガティブレビューする。

でも、悪い点ばかりじゃないよ、良い点の方が多いよ。

関連記事はこちら:
Nikon Z9、ポジティブレビュー。ここが凄い、素晴らしい!

筆者紹介

職業:職業カメラマン+ウェブメディア運営
撮影ジャンル:スクールフォト、建築写真、スポーツ、企業案件、商品写真
使用ボディ:Nikon Z9、Nikon Z8、Nikon Z6ii、Nikon D6、 Nikon D850、Nikon D4、Leica M10-D、Leica M240
使用レンズ(ニコン純正レンズのみ紹介、使用頻度順):24-120mm f/414-24mm f/2.8×2本24-200mm f/4-6.350mmx4本(f/1.4、f1.2×3本)70-200mm f/2.8×3本100−400mm f/4.5-5.6、24-70mm f/2.8×3本、85mm×2本、MICRO 105mm f/2.8、PC NIKKOR 19mm f/4E ED、MICRO 105mm f/2.8、180-400mm f/4、 58mm f/1.4、MICRO 55mm、16mm FishEye
ミラーレスカメラ:Canon
使用メーカー:Nikon、Leica、Canon(業務用ビデオカメラ、ミラーレス)、(過去、フィルム時代は一眼レフCANON EOS-1 Vを使用、Nikon D3からニコンへ乗り換え)

Nikon Z9、高画素仕様にがっかりした

筆者は、日常の撮影業務でメイン機としてNikon D6(フラッグシップ一眼レフ)、サブ機としてD850(高画素一眼レフ)、Z6ii(ミラーレス)を使っていた。

2021年3月に、フラッグシップミラーレスカメラ Nikon Z9の開発発表が行われ筆者が期待したのは、Nikon D6のように優れた高速AF、Nikon D6(2080万画素)〜Nikon Z6ii(2400万画素)程度の画素数、Nikon D6と同等以上の高感度性能や連写性能、Nikon Z6iiのミラーレスの良さを詰め込んだ理想のカメラを思い描いていた。

2000万画素あれば十分だ(と思っていた)

筆者は主に、スクールフォト、スポーツ写真、建築写真、商品写真を撮影するが、建築写真以外は2000万画素あれば十分である。納品写真の大部分が長辺2500ピクセル(短辺1667ピクセル)程度(画素数=2500x1667=417万画素)であり、集合写真でも長辺3500ピクセル程度(817万画素)程度の納品サイズである。

最終的にプリント写真をLサイズで販売する場合は400万画素程度、2Lサイズで販売する場合も800万画素あれば十分であり、画像をウェブ利用する場合も400万画素(長辺2500ピクセル)程度あれば必要十分以上だからである。

Nikon Z9、高感度耐性が弱い(と思っていた)

Nikon Z9は高画素機(4500万画素)であり、常用ISO感度はISO 25600までしかない。

藝画素機(2080万画素)Nikon D6の常用ISO感度は、ISO 100〜102400であるのに対して、Nikon Z9の常用ISO感度は、ISO 64~25600である。

高感度側が、Nikon D6と比較すると絞り(または、シャッター速度)2段分弱くなる。

一般的に、高画素機は低画素機と比較すると1画素当たりの画素に受ける光の量が少なくなり、その分高感度に弱くなる。

通常の室内撮影では、ISO 12800程度まであれば十分に使えるが、ナイターのサッカー・フットサルなどのスポーツ撮影時に高速シャッター速度を確保するために、Nikon D6でISO 20000〜30000を使うこともありNikon Z9は常用ISO感度上限が低いことがどれだけ影響するか、少し心配だった。

実際に、Nikon Z9を高いISO感度で使った結果は、別途詳細レビューを行う予定であるが、少なくとも、Nikon D850よりもISO感度耐性があり、また、ISO 20000くらいまで使った結果、Adobe LrC(Lightroom Classic)で現像する際にノイズリダクション処理をかけて、かつ画素数を落とした写真を見るとNiokn D6と比較してもそれほど画質は落ちずに十分納品品質を保てることがわかった。

Nikon D6で ISO 30000を超える写真を撮影することはほとんどなく、例えば薄暗いでビデオを見る人々を撮影する場合は最大 ISO 20000程度で十分。広場で花火を行う人物を照明無しで撮影する際に、Nikon D6でISO 10万を使用したことがあるが、画質はかなり悪く、クリップオンストロボを弱く当てて、ISO 20000程度で撮影した方が全体雰囲気を残しつつ人物も綺麗に撮影できた。

つまり、一般的な使用方法では、ISO 25600まで使えるNikon Z9で十分である。

Nikon Z9、写真サイズが大きいのでレタッチ、現像に時間がかかる(事実)

筆者は通常の撮影業務をRAW記録で行い、その後のレタッチ・現像処理によりJPG写真を書き出すという業務フローで仕事を行っている。

Nikon D6が圧縮RAWファイルサイズが約25MB前後であったのと比較すると、Nikon Z9の圧縮RAWファイルは約60MBとなりNikon D6のRAWデータと比較すると2倍以上の大きさになる。

なお、Nikon Z9は高効率RAWというさらに高圧縮したRAWデータにすることができるが、ここまでの業務の中で筆者はまだ高効率RAW機能を使っていない。

画素数が4500万画素と高画素になったので、Nikon Z9のレタッチ作業には少し時間がかかるように感じる。

Windows機種のPanasoni Let's Noteでレタッチする際は、ほとんど使い物にならないくらい重くなる。また現像のも時間がかかりすぎるので業務利用はできないと感じた。

筆者がメインで写真編集を行っているMacbook Pro 2019(当時の最高スペック)を利用すると、Nikon D6のRAWデータと比較すると、読み込みと最初のプレビュー作成時に少々時間がかかるがレタッチ作業自体は問題の無い軽さでサクサクと行うことができる。しかし、レタッチ済みのRAW画像を現像時にJPGデータに書き出す際の時間が2倍以上に遅くなった。

例えば、レタッチ済みのNiokn D6で撮影したRAWデータ174枚をJPGデータに書き出すのに5分24秒かかった(RAWデータ1枚あたり、1.86秒/枚)であったのと比較すると、Nikon Z9で撮影したRAWデータ574枚をJPGデータに書き出すのに37分58秒かかった(RAWデータ1枚あたり、3.97秒/枚)と、JPG書き出しに1枚あたり約2倍の時間がかかった。

カメラRAW書出枚数書出時間書出速度
Nikon D6174枚5分24秒1.86秒/枚
Nikon D6374枚11分52秒1.90秒/枚
Nikon D6587枚17分50秒1.82秒/枚
Nikon Z9574枚37分58秒3.97秒/枚
Nikon Z9567枚39分29秒4.18秒/枚
Nikon Z9404枚25分41秒3.81秒/枚

※条件:使用ソフトはAdobe LrC(Lightroom Classic)。Nikon D6、Nikon Z9、ともにロスレス圧縮RAW14bit。写真は室内、室外のスナップ写真。レタッチ内容は、露出、レンズ補正、ノイズリダクション、一部色温、、一部トリミング、一部傾き補正。使用PCは、Apple Macbook Pro 2019 Mid(購入時の最高スペック)

50万円前後する高性能PC(例えば、Macbook Pro 16インチの最上位スペック)を利用することによりほとんどストレスなく大量RAWファイルの現像を行うことができる。

低スペックPC、または古いPCを利用している方が大量の写真のRAW現像を行う場合は、現像速度の遅さに我慢するか、または最新PCの導入するのが良いだろう。

Nikon Z9にがっかり、シャッターが切れるタイミングがNikon D6よりも僅かに遅い(検証中)

Nikon Z9、Nikon Z6iiと比較すると十分に早いシャッター反応であるが、Nikon D6と比較すると、ほんの僅かにシャッターが切れる速度が遅いと感じる。

Nikon D6で撮影すると、シャッターボタンを押した瞬間に「バチンッ!」と切れの良いシャッター音とともにシャッターが切れる。

Nikon D6なら、縄跳びを行う人物がジャンプする一番高い場所で、ワンショットで、なんどもその瞬間を撮影することができる。

同じ場面をNikon Z9で撮影すると、まだ慣れていないからか、ワンショットで狙った瞬間を撮影することが難しい。撮影できるタイミングがほんの少しだけ遅れてしまうのだ。

なんどか撮影してみたが、どうもシャッタータイミングがNikon D6と異なる。

Nikon Z9、AF-Cの合焦速度が僅かに遅いことがシャッタータイミングに影響しているのか?

試しに、YouTubeの縄跳び映像を見ながらジャンプした瞬間を撮影する練習を行うことにより、Nikon Z9を使って正しいタイミングで撮影できるようになった。

その結果、シャッターが切れるタイミングがほんの少し遅れるのでなく、AF速度がNikon D6と比較してほんの少し遅いことにより、フォーカス優先設定しているNiokn Z9で撮影タイミングがほんの少し遅れてしまうことが分かった。

この遅れを防ぐ方法の1つとして、フォーカス合わせした後にフォーカスロック機能(筆者は、AF-ONボタンに割り当てている)を使ってロックすることにより正しいタイミングで撮影できるようになる。

今後Niokn Z9を使い続けることにより、おそらく正しいタイミングで撮影できるようになることと思う。

シャッタータイミングがほんの少しだけNikon D6と異なる点、それががっかりな点である。

Nikon Z9、EVF表示の僅かな遅れがシャッタータイミングに影響か?

もう一つ、Nikon D6と比較したほんの僅かなシャッタータイミングの遅れに関して考えられることは、EVFによる、ほんの僅かな表示遅れがシャッタータイミングに影響しているかも知れないということであす(検証中)。

Nikon Z9のEVFは、最大60fps(1秒間に60フレーム更新される)である(シャッターを半押しした直後などさらに秒間コマ数が少なくなることもある)。

一方、一眼レフであるNikon D6はガラス、レンズを通じて直接被写体を見ているので表示遅れは理論上ゼロである。

Nikon D6のファインダーは非常に見やすく、ファインダー内を覗きながらシャッターを切れば、狙ったベストのタイミングでシャッターを切ることができる。

目の前の人物が縄跳びジャンプを10回する時、シャッターを10回切るだけで、全てのジャンプの最も高い地点での写真を撮ることができる(一番高い地点で撮影すると、シャッター速度が1/250でもほぼぶれない写真を撮影できる)。

Nikon Z9のファインダーを見ながら同じシーンを撮影すると、なぜか、(D6と比較すると)僅かにタイミングが合わない。

それを解決する方法として、現在検証中なのが、次の方法である。

右目はファインダー内を覗く。左目を開けたまま、レンズやEVFを通さずに直接被写体を見る。左目で見た被写体のタイミングに合わせてシャッターを切る。これにより、理論上(左目は)表示遅れなく、ベストなタイミングでシャッターを切ることができるはずだ。

これまで、Nikon Z9で18000枚撮影した中で何ショットか上記手法を試してみたが、確かに、EVFだけを見るよりもタイミングずれは無く結果は良好である。

ちなみに、24-70mmレンズの70mm付近で撮影する際に、右目と左目で見る被写体の大きさがほぼ同じになるので両目撮影がしやすい。ぜひお試しあれ。

Niokn Z9、連写性能が高いので連写機能を使うことによりある程度解決できる

現時点でこれが一番簡単な解決方法である。

Nikon Z9は、Nikon D6よりも連写性能が高く、またメカシャッターがなく電子シャッターのみのため、シャッターユニットの劣化を気にせず連写を使うことにより、狙いたいタイミングで撮影を行うことができる。

ただし、連写を行うと、撮影後のセレクト・レタッチ作業に時間がかかってしまうので、できれば、Nikon D6と同じように、ワンショット撮影で狙った瞬間を撮影できるようになりたい(訓練すれば達成できると思っている)。

Niokn Z9、ファインダーの高フレームレート表示、フリッカー軽減OFFでほぼ解決できる

(2023/6/11追記)Nikon Z9のファームウェアVer.2.0から新たに搭載された「ファインダーの高フレームレート表示」設定をONにすることにより、それまでにEVF=60fps表示から120fps表示に遅延少なく表示されるようになった。

さらに、屋外で撮影する際は、フリッカー軽減=OFFに設定することによりほとんど遅延無しに撮影できる(フリッカー軽減=ONにすると屋外撮影時も、悪かにシャッターが切れるタイミングが遅れることがある)。

上記設定を行うことにより、今では、縄跳びをジャンプする際の一番高い位置での撮影もワンショット撮影で行えるようになった。

Nikon Z9にがっかり、シャッターストロークがNikon D6よりも深い

Nikon Z9は、Nikon D6と比較するとシャッターストロークが僅かに深いと感じる。

筆者がイベント撮影を行う際、AFモードは人物認識+3Dトラッキングに設定して撮影する。

AFポイントを被写体に合わせ、カメラを動かして構図を決めてシャッターを切る、その状態でシャッターボタンは半押しのまま、再度構図を変更して同じ被写体を撮影する。という流れで数パターン撮影し、被写体を変えながら良く撮影を行っていく。撮影枚数は1時間あたり500枚〜1500枚程度である。

Nikon Z9を使って撮影する中で感じたことは、Nikon D6と比較するとほんの少しシャッターストロークが深いということである。

Nikon D6なら、シャッターを切った後に、シャッターボタン回りの縁の位置まで人差し指の力を緩めると、もう一度指に力を入れて次の写真を撮影することができた。

しかし、Nikon Z9の場合、シャッターを切った後に、シャッターボタン回りの縁まで人差し指の力を緩めた状態で、もう一度指を押し込んでも次のショットを撮影することができない。シャッターボタン回りの縁まで人差し指を上げた場所から、ほんの少し人差し指を上げることにより次の写真を撮影することができる。

つまり、Nikon Z9は、半押しからシャッターが切れるまでのストロークが、Nikon D6と比較するとほんの少し深いのだ。

今までNikon D6を使って次々とテンポ良く撮影できていたことが、Nikon Z9を使うと1ショット撮影後にもう1ショット撮影しようとシャッターボタンを押し込んでもシャッターが切れない、ということが度々発生している。

恐らく慣れの問題ではあると思うが、もし可能なら、Nikon D6と同じシャッターストロークに調整できたら良いのにと思う。

Nikon Z9は、シャッターストロークを調整できる

ニコンのサポートセンターに問い合わせてみた所、Nikon Z9のシャッターストローク調整を行うことができるとのことだった。

シャッターボタン1箇所(横位置のメインシャッター)のみを調整する場合の修理費用は8800円(税込)、シャッターボタン2箇所(横位置、縦位置)を調整する場合の修理費用は17600円(税込)かかる。

修理センターにNikon Z9を預けて修理上がりまで10日〜14日程度かかるそうだ。

より細かい調整を行うために、メモなどに行って欲しい調整内容を詳しく書いて欲しいとのこと。ただし、完璧に調整できるかどうかは保証できない点をご了承下さいとのことだった。

ニコンの修理センターでの特別修理コードは次の通りである。

シャッターボタン2箇所を調整する場合の修理コード:A541

シャッターボタン箇所を調整する場合の修理コード:A515

もうしばらくNikon Z9を使用して、それでもシャッターストローク感覚が合わない場合はシャッターボタンのストローク調整をお願いしようと思う。

Nikon Z9にがっかり、白色のフォーカスポイントが見づらい

Nikon Z9のフォーカスポイントは白色である、合焦した時点で緑色になる設定で使っている。

つまり、Nikon Z9のフォーカスポイント(ここでは、3D-トラッキング利用時のフォーカスポイント)の色は、白または緑色となる。

これが、撮影場面によって見づらく、たまにフォーカスポイントを見失うことがある。

撮影中に、あれっ、フォーカスポイントが消えた?と思ったら、フォーカスポイントが画面の隅の方に移動していることがある。

ファインダー内全体を使って3Dートラッキングを行うことができるので、構図合わせをするためにカメラを振ったり、または被写体が移動することによりフォーカスポイントが自動的に移動する(その場合、シャッターボタンから指を離せば撮影前の位置にフォーカスポイントは戻る)。または、何かの拍子にフォーカスポイントを移動させてしまったのかも知れない。

とにかく、フォーカスポイントの輝度がファインダー内の白色の輝度と同じであり、被写体が白い場合にフォーカスポイントを見失いやすい。

例えば雪景色を撮影する時、白いシーツの上で午睡している人物を撮影する時、人物の背景の空が白い時、洋服やユニフオームが白い時など、時々であるがフォーカスポイントを見失ってしまう。

そんな時は、カメラ背面のカーソルキーの中央にある[OK]ボタンを押すことによりフォーカスポイントをファインダー内中央に戻すことができる。

Nikon D6やNikon D850のフォーカスポイントは赤色で見やすかった

Nikon Z9のフォーカスポイントは周辺部までカバーする
Nikon Z9のフォーカスポイントは周辺部までカバーする(筆者撮影)

Nikon D6のフォーカスポイントは中央部分のみ
Nikon D6のフォーカスポイントは中央部分のみ(筆者撮影)

Nikon D6、Nikon D850のフォーカスポイントは、ファインダー内にスーパーインポーズ形式で明るく、赤く表示される。実際のD6のフォーカスポイントの色は上記写真よりもさらに高い輝度で赤色に輝いて表示される。

赤色表示が自ら発光しているの通常はファインダー内の被写体よりも遙かに明るく、また、フォーカスポイントの位置はファインダー内の中央に限られるので(ファインダー内の周辺部にフォーカスポイントが無いので)、赤いフォーカスポイントを見失うことはまず無い。

また、赤い被写体を撮影することはほとんど無いので、一般的な被写体撮影時に被写体の色と被ってしまう確率は少ない。赤いフォーカスポイントを見失うのは、例えば真っ赤なフェラーリや真っ赤なポルシェを撮影する時くらいかも知れないが筆者のお仕事では赤い車を撮影する機会は無い。

Nikon Z9のフォーカスポイントの色をカスタマイズできるようにして欲しい

筆者は、被写体を明るめに撮影することが多く、また被写体が白いことも多くあるので、現在のNikon Z9の白色のフォーカスポイントが被写体の中に埋もれてしまうことがある。

Nikon D6やNikon D850と同様に、フォーカスポイントを赤色にカスタマイズできるようになれば良いなと思っている。

ニコンさんへ。どうか、フォーカスポイントの色(赤色など)や輝度を(もっと明るく)カスタマイズできるようにファームウェアアップデートで対応お願いできませんでしょうか。

(2023/6/11追記)Nikon Z9のファームウェアをVer.3.0以降にアップデートすることにより、フォーカスポイントを赤色にカスタマイズできるようになった。これで、白い布団を撮影する際も雪景色の中で人物撮影する際もフォーカスポイントが見やすくなった。

Nikon Z9にがっかり、絞り開放測距でなく実絞り測距である

Nikon D6、D850などの一眼レフは絞り開放測距を行う。

Nikon D6で絞り値 f/5.6で撮影する際、f/2.8の明るいレンズを使う場合はファインダー内はf/2.8の状態で見えており、シャッターを切る瞬間に絞りがf/5.6に絞り込まれて写真撮影が行われる。

Nikon Z9は、f/5.6までは実絞り測距になる。Nikon Z9で、絞り値f/5.6で撮影する際、f/2.8やf/1.2のレンズを使う場合もファインダー内の映像は実絞りのf/5.6の状態で表示される。ちなみに、f/5.6以上に絞り込んだ場合は、ファインダー内はf/5.6で表示され写真撮影する瞬間に絞り値が実際の絞り値まで絞り込まれる。

Nikon Z9の実絞り測距のメリットとして、撮影した瞬間に絞りが動かないので、より早いタイミングで高速連写できるというメリットがある。

筆者は、通常の撮影において、f/5.6まで絞って撮影することが多い。主に販売用写真の撮影を行うので、複数人物を撮影する際も複数人物にフォーカスが合った状態で撮影するために、絞り値をf/5.6程度まで絞り込んで撮影するのだ。

Nikon D6で撮影する際、f/5.6で撮影する時もファインダー内はf/2.8のため、撮影した瞬間にフォーカスが合っていないことがファインダー内で分かり気付くことができ、フォーカスが合っていない場合はもう1ショット撮影することによりピント外れを防げるというメリットがあった。

しかし、Nikon Z9で撮影する際は、f/5.6で撮影するとファインダー内はf/5.6の絞り値まで絞り込んだ状態で表示されるので、特に24mmなどの広角系レンズで撮影する場合はファインダー内表示はフォーカスが合っているように見えても実際に撮影した写真でほんの僅かにフォーカスが合っていない、ということが発生している。

Nikon Z9の今後のファームアップで、開放絞り測距も選べるようになれば良いと願っている。

ちなみに、他社メーカーでは、Canonのミラーレスカメラは開放測距に対応している。SONYのミラーレスカメラは実絞り測距である。

開放絞り測距を行うことにより、明るいレンズで撮影する際は、より正確なフォーカス合わせができるようになると思う。その分、高速連写性能が若干落ちてしまう可能性はあるが、特に広角系レンズで絞込撮影を行い、原則ワンショット撮影を行う筆者にとっては、撮影した瞬間にフォーカスが合っていないことを目で確認できる開放絞り測距機能が欲しい。

Nikon Z9、まれに、AWB色温度が安定しないことがある

Nikon Z9を購入後、8件の現場で約18000枚撮影した中で、まれにAWB(オートホワイトバランス)の色温度が安定しない現象に遭遇している。

さらに検証が必要であるが、次の条件で色温度が安定しない現象に複数回遭遇した。

例えば、室内でのスナップ撮影時、室内照明は電球色、窓がある環境(窓の外は晴天)。ミックス光環境なのでそもそも色温度設定が難しい環境ではある。

約3分間の間に複数人物のスナップ写真をAWB設定で約30枚撮影した時に、殆どの写真の色温度が約4000K前後(僅かに電球色を残した自然な色味)であるのに、30枚の内の途中の連続した2枚だけ色温度が3300K程度(白が白色であるが、少し青みがった写真)になってしまう。そのおかしな2枚の前後の写真を見ると被写体や構図はほとんど変わらないのに、なぜか途中の連続した数枚だけ色温度が大きく変わってしまう(写真を連続してみると明らかに2枚の色温度がおかしい)。

Niokn D6はAWBが非常に優秀で、撮って出しの写真を連続してみても色温度が特別おかしいと感じることはないが、Nikon Z9は、連続して撮影したうちの途中の数枚だけ色温度がおかしくなってしまうという現象がたまに発生するのだ。

室内撮影で、室内照明が電球色で、若干外光が入るミックス光で発生しているが確実な再現性は無く、まれに発生しているのが現状である。もうすこしNikon Z9を使ってみて、それでも度々発生するようならニコンに連絡してみようと思う。

何らかの特定条件で発生する場合は、恐らく将来のファームウェアアップで改善することだろう。

Nikon Z9、色温度が安定しない現象を回避する方法

1つは色温度をケルビン固定で撮影することである。ただし、設定を間違えてしまった場合は全ての写真の色温度がおかしくなってしまう。

もう1つ、筆者が実践している方法は、全ての写真をRAWデータで記録することである。

RAWデータで撮影すれば、撮影後の現像時に色温度は自由に変更できる。色温度以外にも、露出の2〜3段補正しても十分な画質の写真を得ることができるので、(現像に時間はかかってしまうものの)高品質な写真を納品するために筆者は全ての写真をRAWデータで記録している。

Nikon Z9 がっかり点のまとめ

Nikon Z9で18000枚撮影した中でNikon Z9のがっかり点を絞り出してみたが、これら記事の通り、Nikon D6などの一眼レフフラッグシップ機と比較すると違いや劣る点があるかも知れないが、それ以上に「ミラーレス」であること、「ミラーレス フラッグシップ機である」Nikon Z9のメリット、良い点の方が遙かに多い。

なお、Nikon Z9の良かった点、メリット、素晴らしい点、優れている点は、下記リンク先記事をご覧下さい。

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